いろんな優しさについて

人生を長く生きてくると優しさについてもいろんな種類があることがわかってきた。でも、言葉では単なる一語 【優しさ】なんだよね。

どれが良くてどれが悪いとかは、ないんだけど、同じ優しさでも種類によって難易度とか、辛さは変わってくる。

そして、その優しさの種類の多さを知らずに老いていく人が多いのも事実。不思議と多くの女性は好きな人の条件に【優しい人】と言うのを付けたがる。

だけど、女性が男性を断るときにも【優しいんだけどね】と付ける。今でこそ、意味はわかるけれど、ここを理解していない男性も多い。

それじゃあ、具体的にいろんな優しさの話をしていきたいと思う。

■ 寒いときに服をかけてあげる優しさ ■

多くの人が思っている優しさがこのパターン。困っている人に自己犠牲をしてでも助けてあげるパターン。見た目的に『私はあなたに気を使っていますよ』と感じさせる。その結果、押し付けがましくなる時もあり、優しさの難易度と深さは対して感じない。表面的な場合が多い。

この優しさは、一部の人は何かしらの見返りを求めている場合もあるので、その辺も感じた上で、受けるかどうかを考えないといけない。

■ 寒がっている女性に気が付き、

    エアコンの温度をさりげなく上げる優しさ ■

 

これも、優しさの一つですよね。相手に優しくしている行動を見せないようにさりげなく相手のことを想い、相手が一緒にいて居心地の良い環境をさりげなく作る。これは、洞察力が要ります。そして、種類も多種多様にあります。

パートナーが落ち込んいると感じたら、さりげなく「会社の近所に新しくケーキ屋が出来たから、買ってきたよ。」と言って、ケーキを買ってきたり、

「自販機でボタン間違って押しちゃって、余ってるから飲む?」と言いながら 相手が好きな飲み物を差し出すとか、本当に多種多様です。この優しさの特徴は『相手が気付くとかそんなことはどうでも良い。』と言うことです。

なので、変な見返りなど求めていないですし、気付かれなければそれはそれで良いんです。自分が好きにやっているだけなので、問題ありません。

私はこう言うのが好きですね。

■ 寒がっている人に

       厚着してこなかったと怒る優しさ ■

これも、一見わかりにくいですが、優しさの一種だと私は思います。相手のことを思うからこそ、体調を壊したりしたらいけないので、相手のために怒っていると言うことになります。

これも表現のしにくい優しさですね。そしてこの優しさの場合、他のものとはちょっと違ってて、これ単体で使うと変な誤解を生んで相手を傷つけてしまいます。なので、この優しさを使う場合には、必ず怒った後に相手を引き上げると言うか癒す必要性があります。不器用な人がよくやりがちな優しさの表現ですね。

相手を怒ると言うことはとても難しいことです。そこをきちんと理解して、適切なタイミングで程よい怒り具合で、それ以上の癒しを与えることが出来たら、とても相手は癒されます。ただし、多用すると『気難しい人』と思われてしまうので、とても注意が必要です。

■ 寒がっている人と

       同じように寒さを共有できる優しさ ■

これもわかりにくいですが、立派な優しさです。もちろん、何かしらの対処法をしてあげることが望ましいのですが、何も出来ない時ってありますよね。

そんなときにその辛さを一緒に味わって上げて、その時の状況を一緒に感じてあげると言うのも優しさです。そして、この優しさは忍耐と辛さを伴います。何もしてあげられなくて、その自分の不甲斐なさを噛み締めながら、ただただ時間を一緒に共有する。正直、かなり辛いです。何かをしてあげて解決できるなら、そっちの方が楽です。でも、何かをしてあげることがいつも良いこととは限らないので、この優しさを表現できる人は、素晴らしいと思います。

 

以上、4つの優しさについて話してみました。見方を変えればもっといろんな優しさがあるかも知れませんが、だいたいこの4つの中に入るのではないでしょうか?この記事を書いている私自身、まだまだなところばかりですが、今回の記事が、何かのきっかけになれば、嬉しく思います。

 

 

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP